WWA Wing v3.5.7 をリリースしました。
May 01, 2021
WWA Wing Team です。
WWA Wing v3.5.7 をリリースしました。これまで、WWA Wing (および Java版WWA) では、マップデータの内容が変更された場合はセーブデータ(パスワードセーブ, WWA Wing v3.5.1以降ではブラウザに保存されている Quick Save)データが無効になってしまっていたのですが、本リリースより、マップ内容が書き換わった場合でもセーブデータが維持されるように改善しました。
要点
v3.5.7 では、マップデータが改変されていても、「タイトル」「暗証番号」の組み合わせが一致していれば、セーブデータは引き続き有効になります。
セーブデータが維持される条件
WWA Wing v3.5.1 以降では、セーブデータの中身は、初期状態のマップデータからのパーツ配置状況の差分やプレイヤーのステータスから構成されています。そのため、不正防止の観点から、パスワードセーブを取得したマップと、パスワードセーブを読み込むマップが異なるゲームのものであることを防ぐ必要があります。
かといって、同じゲームのバグ修正でセーブデータが無効になってしまうのは不便でした。そこで、WWA Wing v3.5.7 では次の2つの条件を満たす場合は、Quick Save, パスワードともにセーブデータが引き続き有効になるようになりました。
- マップデータの タイトル が同一であること
- マップデータの 暗証番号 が同一であること
また、マップ設置者は、これまで通り、マップデータが変更された時にセーブデータを無効にすることもできます。従来通り、マップデータが変更され時にパスワードを無効にするには、WWAが設置されているHTML中で起動オプション data-wwa-disallow-load-old-save
属性の値を true
に設定してください。設定方法の詳細は マニュアル をご参照ください。
アップデートの注意点
旧バージョンからの WWA Wing のアップデートについて、基本的にはそのままアップデートすることができます。
ただし、WWA Wing v3.5.1 から v3.5.6 までの WWA Wing を v3.5.7 にアップデートする場合は、マップデータを改変した場合にセーブデータが無効になる(つまり、 旧バージョンでの セーブデータ維持条件が適用される)点にご注意ください。
今後の WWA Wing アップデートで機能追加などでセーブデータの互換性が失われるような場合には、このブログやマニュアルで案内することとします。
Microsoft Edge レガシブラウザのサポート終了
前回の記事もご案内しましたが、古いバージョン (EdgeHTML <= 18)の Microsoft Edge サポート終了が Microsoft 社によって発表されています。Windows Update によりこの古い Edge ブラウザは削除される見込みのようですが、 WWA Wing においても同バージョンのEdgeはサポートを終了しています。新しい Microsoft Edge をご利用いただくか、他のブラウザをご利用いただくようお願いいたします。
今後の予定
次にリリースする予定のバージョンの内容は未定ですが、新しいマクロ文の追加などを検討しています。
今後とも WWA Wing をよろしくお願いいたします。